2017年02月01日

親鸞聖人750回大遠忌法要 3

親鸞聖人750回大遠忌法要

お勤めは、
しゅうそさんごうさほう
宗祖讃仰作法
です。


かんしょう
喚鐘

導師自ら喚鐘を打ち鳴らします。

けっしゅうにゅうどう
結衆入堂
結衆は喚鐘中に、内陣に出仕します。

教西寺若住職と、
法誓寺様。

どうしにゅうどう
導師入堂
雅楽に合わせて、導師が内陣に出仕します。
祖師前焼香の後、

とうらいばん
登礼盤

ふけろう
賦華籠

華葩(けは)の入った華籠を、
導師・結衆に渡します。

3人の子どもが、綺麗に運びます。

丁寧に一礼。

とてもきちんと、おつとめしてくれました。

ちゃんと式章もかけています。

どきょう
読経

中央の礼盤に導師。
奥に願入寺様と円勝寺様。

導師独吟の際は、
柄香炉(えごうろ)を持ちます。

若住職の息子も、しっかりとお勤めしてくれました。

どうしごうらいばん
導師降礼盤
けっしゅうざぜんりゅうれつ
結衆座前立列

さんげ
散華
和讃に合わせて、華葩(けは)を散らします。

花びら形の紙片がひらひらと舞って、
とても綺麗です。

どうしとうらいばん
導師登礼盤
けっしゅうふくざ
結衆復座
元通りに座り、
念佛へと読経を続けます。

宗祖讃仰作法」は、
『正信念仏偈』の内容を、
ご和讃を用いて構成されたお勤めです。

縁儀のときの華葩が、
外陣に散っています。

ご参拝の皆様。
100名もの方がお参り下さいました。

てつけろう
撤華籠

順に、華籠を下げます。

華籠は目の高さに保持。

美しい所作です。

どうしたいどう
導師退堂

けっしゅうたいどう
結衆退堂

最後に僕が退堂します!

とても華やかで、ありがたいお勤めとなりました。  

Posted by わか at 17:34Comments(0)TrackBack(0)報恩講

2017年02月01日

親鸞聖人750回大遠忌法要 2

えんぎ
縁儀
法要や儀式に際して、導師以下の諸僧が
集会所から一定の列をして、堂縁を通って入堂する作法。

例年の報恩講より、少し早い10時。
親鸞聖人750回大遠忌法要
縁儀からスターです!

仏旗を持って下さっているのは、
門徒総代の福田登志実様。

先頭の列係。
良い笑顔です!

駐車場から、
正面大階段へ。

この写真は、お向かいさんが撮って下さいました。
貴重なお写真、ありがとうございました。

いよいよ入堂。

れつがかり
列係
行列の前後にあて、行列を整える役です。

せんどう
先導
仏旗を持ち、行列を先に導きます。

コーラスKozakura(こざくら)

様々な年齢の方が、一緒に楽しく活動しています。

月1回、第2土曜日に練習しています。

仏教讃歌、童謡など、
いろいろな歌を歌います。

法要にも出勤していただき、
いつもお世話になっております。

今日のための練習もいたしました!

高齢のお母さまと共に、
娘さんが参加してくださっています。

今年から、お父様もご参加いただけることになり、
親子三人で歌ってくださいます。

りりしい、素敵な年の重ね方です。

最長老は、90代半ば。しっかりと歩かれます。

このコーラスをとても楽しみにして下さっているそうです。

いんとう
引頭
結衆の先頭にあって、一同を引率し威儀を整える役です。

けっしゅう
結衆
法要に出勤する僧侶です。

さんげ
散華
華葩を散らしながらの入堂です。

お寺様の衣体は、最高の礼装、
七条袈裟

願入寺様。

法誓寺様。

圓勝寺様。

教西寺
若住職。

だいどうじ
大童子
導師の前後に従う童子です。

導師の入堂です。

どうし
導師

教西寺
住職。

結衆、導師は、そのままお内陣に入ります。

じっきん
昵近
導師の直前、直後に従う役です。

門徒総代、水野満喜子様。

もう一人の門徒総代、尾関基様は、体調すぐれず、
ご参加いただけませんでした。
とても残念です。

じぞく
寺族

教西寺
坊守

若坊守

寺族
坊守の長女

このように、きらびやかに入堂いたしました。
この後、席に着き、読経のはじまりです。  

Posted by わか at 09:02Comments(0)TrackBack(0)報恩講

2017年01月31日

親鸞聖人750回大遠忌法要 1

平成28(2016)年11月13日(日)
親鸞聖人750回大遠忌法要


本番2日前。
お役をお願いした子ども達と、お作法の練習をしています。

当日。
朝から着付け。

その後、子ども達が自主練習しています。

あたたかく、とても良いお天気で、ほっとしました。

お寺には、玄関幕、五色幕がかけられました。

受付。
いよいよ始まります。
受付は、若住職のいとこと友達が、
快く引き受けて下さいました。
  

Posted by わか at 16:56Comments(0)TrackBack(0)報恩講

2017年01月24日

未来の住職塾

未来の住職塾

    本科 第五期


 2016年4月~2017年3月まで、一年かけての受講です。

先日、最後のレポート(寺業計画書)を提出し、修了要件を満たしました。
 後は、卒業判定、卒業式を待つ身となりました。

 ここでこの一年を振り返って、まとめてみたいと思います。

 また、これから未来の住職塾の受講を検討されていたり、
塾の評判や評価が気になっている人にも参考としていただければ、ありがたいです。

1)危機感


 13年間の東京での教員生活にピリオドを打ち、名古屋に帰ってお寺に専念するようになったのが、2010年。
 以来、お寺の法務に携わってきましたが、年々減少していく月忌法要(月参り)に、危機感を抱くようになりました。

 社会の変化(長寿化、少子化、共働き増、同居減、独居増、仏事の簡略化等)は、今後のお寺の存続にとって、マイナス要因ばかりのような気がしました。また、私自身の在り方、僧侶とは何をもたらすものなのか、読経しているだけで良いのか、そういった悩みもありました。

 危機感はあるものの、さりとて有効な手立てもなく、衰退を眺めつつ日々を過ごす。毎日が漠然とした不安に覆われていました。そのような日々を数年送った末に出会ったのが、「未来の住職塾」です。


2)出会い

 「未来の住職塾」。初めて聞いた時は、不安を感じました。インターネット上の宗教で、カルト的なものではないか、という先入観がありました。ところが、二つの出来事によって、この塾に近づいていくことになりました。 


 一つは、若坊守(私の配偶者)が、西別院で開催された、
グリーフケアの連続講座(※)
に参加したことです。
 とても素晴らしい内容で、私も共有させていただきました。

 これからの僧侶としての活動に活かしていけば、自分にとっても自分と関わる相手にとっても、良いものをもたらすこと確実な、ありがたい学びでした。
この連続講座の中で「未来の住職塾」へのおすすめがありました。


(※)後に聞いた話では、住職塾二期の卒業式で、リヴオン代表尾角さん(てるみん)の記念講演があり、感動した卒業生達で名古屋に招いて連続研修を受けたそうです。そして、更にすそ野を広げようと開催した連続講座を、若坊守が受講しました。


(以下リヴオンHPより)http://www.live-on.me/
【リヴオンは、代表の尾角光美(おかく・てるみ)が19歳の時に母を自殺で亡くしたのをきっかけにあしなが活動を経て
「いつ、どこで、どのような形で大切な人を亡くしても、その人が必要とするサポートを確実に得られる社会の実現」
を目指して立ち上げた社団法人です。】



 二つ目は、『お寺の教科書』という書籍です。

松本紹圭・井出悦郎著。徳間書店。2013年8月出版。

 気になって、お気に入りに登録はしたものの、買う勇気が出ずに1年以上放置してしまいました。ようやく重い腰を上げ、まず図書館で借りました。
 内容にびっくり。これこそ自分が求めていた内容だ、との思いに、図書館に返却の後、購入させていただきました。
 この本の著者が、

未来の住職塾 塾長、
松本紹圭さん。

一般社団法人お寺の未来 代表理事、
井出悦郎
さんです。


(左が井出さん、右が松本さん)

 お寺の「経営」といっても、闇雲に新しいことをやり、経済的利益を追求するということではありませんでした。そこにあったのは、まず伝統的なお寺の良さを掘り下げ、お寺の目に見えない価値を大切にしつつ、持続可能なお寺の運営について、経営学の手法を参考にしながら考えていこう、という姿勢でした。

 この二つの出来事が、ちょうど同時期に起こり、
ちょうど本科五期の
無料一日体験教室(※)

が西別院で開催されたので、参加できました。
 これらの内容について賛同できたことに加え、塾長が本願寺派僧侶であったことも、私が安心できる要素となりました。

(※)第六期の無料一日体験教室が、2017年2月に全国で開催されます。
http://www.oteranomirai.or.jp/juku/seminar/pre/


 結果、住職・坊守に後押しをもらって、私と若坊守で、二人同時に受講することを決めました。
 二人で受講できたことも、大変有益で、ありがたいことでした。


3)講義

 未来の住職塾 本科第五期 は、10時~16時半の講義を、4、6、9、10、12、1月と全6回。
(第六期は変更になるそうです。)

 初めに示されたのが、未来の住職塾サンガの理念。

「自灯明法灯明」
信念・仏法に照らして思考・行動する、
自立・自律した人間が集うサンガとなる
「自利利他」
縁を大切にし、相互扶助の精神の下、
人間・お寺としての成長に貢献しあうサンガとなる
「衆生済度」
仏教とお寺の可能性を開き続け、
世のため人のために貢献するサンガとなる


 「サンガ」とは、教えを聞く人の集まりのことを指す仏教語ですが、このサンガの理念を見ても、決して独りよがりのものではないことがわかります。

 まず、自分が行動する。
 そして、他人にも良い影響を与え、互いに成長する。
 さらに、社会にはたらきかけ貢献する

 「お寺が活性化することによって、日本全体が元気になる。」

 はじめは夢のような話だと思っていましたが、それは、起きたら忘れてしまう夢ではなくて、行動して実現する夢でした

 今ではそれを本当に目指しています。社会(人々)に良い影響を与えるお寺が増えることによって、より良い人生を生きられる人が増え、より良い社会の実現に貢献できます。

 一つの寺院では無理でも、サンガの仲間の寺院が全国で素晴らしい活動を展開することにより、達成できると思います。


 講師の皆さんは、経営等お寺と違う世界を学ばれてから、
お寺の魅力に出会い
お寺の可能性に人生をかけている方々です。
真剣にお寺に向き合い、お寺の繁栄を願われています。


 毎回の講義は、講師による講義にワークショップを交えます。


 お寺の使命、外部環境分析、お寺の強み(価値)、受け手視点などを、企業経営の考え方をお寺向きに捉えつつ、学んでいきます。

 住職は宗教者でありつつ経営者でもありますが、宗教は本山で学べても経営は学ぶ機会がありません。今まで出会ったことのない考え方は、これからのお寺を考えていくことにあたって、とても大切なことでした。


4)課題

 毎回の講義にあたっては、事前課題と事後課題が出ました。これが大変ですが、やってみるととてもためになりました。

例えば、
「自坊の先代、歴代住職が大切にしてきたことは何ですか」
「お寺の使命についていろいろな人に話を聞いてみましょう」

など。

 住職の話を聞いたり、ご門徒のお話を伺ったり
なかなか大変でした。しかし、こんな機会でなければそんな話はしませんし、ありがたい良い機会となりました。

「ああ、そういうことを大切にされているんだ」

 自分だけではわからない、新たな視点に気づかせていただきました。


5)仲間

 受講生は、大谷派、曹洞宗、日蓮宗、天台宗・・・様々な宗派の方々でした。


 しかし、皆熱い!
 お寺を良くしたい、という思いは共通です。

 すでに様々な取り組みをされているお寺が多く、ただ話しているだけで刺激があり、参考になることが多々ありました。皆が自分だけではなく、
お互いに高めあおうと必死で、

宗派を超えて、協力し、相談できる仲間となりました。
 
 今まで知らなかった、他宗派の考え方を知ることができ、お互いに受け入れ、また浄土真宗の良さを見直すことにもつながりました

 これからのお寺のことを、

熱く何時間も真剣に語る、そんな仲間と出会えたこと

なんてありがたいことでしょう!この仲間と出会えたことだけでも、未来の住職塾、受講して良かったです。
(書きながら感動して、ちょっと涙ぐみました)



 また、過去に卒業された先輩方は、様々な活動をしておられます。
 この人達も熱い!
 会場であった、真宗高田派 久遠寺様、
 おてらおやつクラブなど、
 様々なご縁ができ、また新しいつながりがどんどんできています

これらのつながりをありがたく思い、大切にしていきたいと思います。


6)寺業計画書


 一年間の学びの集大成として、「寺業計画書」を作成しました。

今までのお寺、
今のお寺を見つめ、
これからの目標と、
具体的なプラン
をまとめたものです。

 若坊守と何度も話し合いを重ねながら、目指すべきお寺の姿を考えていきました。また、両親や子どもたち、ご門徒や地域の皆さん、いろいろな方の話も聞きました。
 
 はじめは、雲をつかむようなもので、何をしたら良いのかさっぱりわかりませんでした。しかし、一年の間に少しずつそれが形になってきました。自坊のためにとはじめたことでしたが、

 今では、

お寺が良くなることが、人々(社会)が良くなることにつながる

と考えられるようになりました。


 最終講義は発表です。発表の後に質問やアドバイスを受けました。大局的な指摘、細かい着眼点、具体的な改善策、等いただき、大変ためになる発表でした。他の受講生の発表も大変参考になりました。

発表者のお寺が良くなるようにと、その場にいる皆で考えている

とても素晴らしい空間でした。


 ※発表前、宗門(浄土真宗本願寺派)の『宗報』(2016年11・12月合併号)に特集が載りました。なんと、私たちがやっていることを、宗門がやっていたのです。

 それまで、「大谷派(東本願寺)は宗門を挙げて未来の住職塾に取り組んでいるが、本願寺派(西本願寺)はそのようなことはない」と聞いていたので、驚きました。

 この宗門による分析には、具体的なプランがあり、とても良いと思いました。これらも参考にしつつ、浄土真宗の良いところをあらためて見つめていきたいと思います。




7)未来

 今、発表が終わってホッとする気持ちも大きいですが、それよりも、これからのお寺に向けて、具体的に行動していきたい!という気持ちが強いです。

 この一年間は大きく自分が変化し、成長した一年間でした。ネガティブ思考の私ですが、ポジティブな考え方も持つことができるようになりました。

 「これからのお寺には先がない」から
 「これからのお寺は何でもできる

に変わってきました。

 父の後を継ぎ、住職となるにあたり、自信を持って法務に取り組めるようになってきました。

 今までの伝統を大切にし
 より丁寧な法務を具体的に目指します。
 子どもが集まる取り組みをさらに拡張し、
 世代を越えたつながりの構築を目指します。
 
 また、新しいことにも挑戦し、

お寺に関わることで、幸せになって下さる方を

増やしていきたいと思います。

 お寺は利益を追求する存在ではありません。
 皆様の支援によって成り立ちます。
 人のためにはたらいて、

 人によろこんでいただくことを、自分のよろこびとする、

 そんな人生を歩みたいと思います。
 どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

合掌

  

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2016年12月28日

日進の民話 影絵劇 7

【撮影!!】

12月18日(日)
暗くなってから、
映像舎様が撮影に来てくださいました。

本格的なカメラに、緊張です!

いつものお寺の舞台で、
影絵劇を演じ、
それを撮影していただきます。

『きゅうてんときつね』

我々が演じた影絵劇の映像を撮っていただきます。

セリフは、後ほど映像舎様が、
プロの声優さんの声を入れて下さいます。

こちらは、セリフを想定した動きをとります。

ちょっと背景が動くギミックも入れています。

何回か、動きの検討をしながら、
撮っていただきました。

『火ぶりと天狗さま』

映像舎様が、編集、セリフや効果音の音声を入れて下さって、
完成です。

出来上がったものは、DVDになり、
市内の小学校に配られるそうです。

出来上がりが楽しみです!

この後は、年明けに試写。
完成披露と、影絵で遊ぶワークショップが開催されます。

「にっしんの民話影絵
おひろめ上映会と
影絵であそぶワークショップ」

http://www.city.nisshin.lg.jp/kyouiku/bunka/20357/021229.html
平成29年(2017)1月21日(土)
午前の部 10:00~12:00
午後の部 13:30~15:30
場所:日進市 旧市川家住宅
申込は日進市へ。(1/6必着)
内容
影絵劇 日進の民話 2本 上映
手影絵あそび
影絵クイズ
影絵人形つくり

ぜひぜひお越しください!  

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2016年12月26日

日進の民話 影絵劇 6

人形制作

人形を切り抜いたところです。

デザインをボール紙に転写します。

がんばって切る!

ちょっと厚めの紙なので、手ごわいです。

楽しく、お茶を飲みながら。

色々な方に、お手伝いいただきました。
ありがとうございました。

墨を塗ります。

後で透明アクリル棒をつけて、完成です!  

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2016年12月25日

日進の民話 影絵劇 5

人形デザイン

天狗
うちわは分割して作ります。

きゅうてん
ほうきは小道具。
雑巾がけバージョンも。

和尚様
念珠を別に作って、持たせます。

子ぎつねたちと親ぎつね

五平
遠景用の、小五平も。

これらの人形を厚ボール紙で作ります!  

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2016年12月23日

日進の民話 影絵劇 4

影絵劇の(背景)が
出来上がりました。

この中で、人形の影を動かし、
物語を紡ぎます。

『きゅうてんときつね』


現在の大応寺は、
物語当時の建物ではなく、場所も移転しているため、
架空の、それらしいお寺のシルエットにしました。

境内は、現在の大応寺に似せています。

浄土宗の本堂内をできる限り再現。
それらしく仕上がったと思います。

『火ぶりと天狗さま』
写真資料の日進の昔の風景を参考にしました。

水際。
夜のみのお話ですが、暗すぎず。

ラストの、ヤツデの葉っぱが浮いているシーン。
  

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2016年12月22日

伝灯奉告法要 団体参拝 2

団体参拝

午後は、
本願寺(西本願寺)参拝

第25代専如門主
伝灯奉告法要
です。


バスは北境内地のバス駐車場に到着。
案内していただいて、境内へ向かいます。

教西寺は、阿弥陀堂でのお参りとなりました。

並んで入堂を待ちます。
親鸞聖人750回大遠忌法要の時と比べると、
混雑していないようです。

スロープより入堂。
くつの脱ぎ場所など、工夫されていて、
スムーズに入れたことに、感動しました!

堂内は、イス席です。
柱にはテレビモニターもあり、
様子が良くわかるように配慮されています。

阿弥陀堂の上卓、前卓の打敷(紫色)は、
新調されたもので、本願寺の山号「龍谷山」にちなんで、
伝説上の動物である龍をモチーフに作られたそうです。

礼盤打敷(橙色)は、ご門主さまのお印にちなんで楠の華をデザイン化した紋様だそうです。

ご本山の方から、
「全国の皆様のご懇志によって、
新しいご門主さまをお祝いするために、
これらの打敷も新調させていただいた。
皆様が作って下さったこれらの打敷も、
よく見て帰って下さい。」

とお聞きしておりました。

松だけの最高の仏華

まもなく法要が始まります。

モニターより。
お裏方さま(ご門主の奥様)と、
雅楽の奏楽。

「雅楽は1人か2~3人の演奏しか聴いたことがない。
あんなにたくさんの(30人くらい!)演奏は荘厳だった!」
「楽器をもっと映してほしかった」
などの参加者からの感想です。

この法要のために、新しい創作楽器「響灯(きょうとう)」が作られ、
楽曲も新曲がつくられました。

喚鐘(かんしょう)
堂内からは見えませんので、
モニターによって、初めて喚鐘を打つ姿を
拝見しました。
これも初めての経験で、感動しました。

ご門主さまのご入堂
柄香炉をお持ちです。
尊前に、登礼盤なされました。

結衆の皆様。
結衆は、おそろいの衣体です。

お勤めは、これもこのために制定された、
『奉讃伝灯作法』
「正信念仏偈」を中心に構成されていますが、
花びら形の紙片を散らす「散華(さんげ)(念佛)」
よりはじまり、
念佛和讃は、音楽法要の要素も取り入れた、
リズミカルで口ずさみやすいお勤めです。

列衆の皆様。
それぞれの衣体を着用され、
こちらも色とりどりで、美しい装いです。

「正信偈」を途中で止めて、
ご門主さまが退出されました。
雅楽の演奏と、
ご本尊の周りを
結衆が廻る行道(ぎょうどう)が行われました。
その間に、
阿弥陀堂のご門主さまと、
御影堂の前門さまがご転座されます。
(お二人が入れ替わります。)
どちらのお堂にお参りされてもお会いできるように、
というありがたいご配慮、嬉しく思います。

前門さまがご入堂されました。

皆様のご感想です。
「お経と雅楽の混じりあっていく後半がすごかった」
「お経がかっこよかった」
「お坊さんの声と、お参りの方の声で、お堂がいっぱいになり、
その中に身を置いているのが気持ちよかった」
「お経の練習をしたので、安心して臨めてよかった」
「本堂内が暗く、字が読めず、残念だった」

お勤めの後、
「伝灯のつどい」
大谷宗家の皆様のご入堂です。

ご門主のお子様(長男敬さま、長女顕子さま)も、
かわいらしく、ほほえましいご挨拶でした。

園児による花束贈呈。

ご門主様のお言葉。

感動のお勤めの後は、
30分ほど自由時間。
お買い物や、飛雲閣の見学など、
それぞれでお楽しみいただきました。
我々も記念写真を撮っていただきました。

長い一日、お疲れ様でした。
名古屋に帰りましょう。
北境内地のテント。

お見送り、ありがとうございます。

教西寺から持って行ったひざ掛け。

いただいたプリントや、
お仏飯も使われている、本願寺せんべい。

ご門主さまのご著書。
参拝バッグと参拝のしおり。

記念にいただいた華葩(けは)。
とても豪華な華葩でした。

皆様に感想をお聞きしました。
「朝早くから出かけて疲れたけど、参加してよかった」
「大きなお堂でみんなで唱和して、ただただ感動」
「本願寺と教西寺の方たちの心づくしのおもてなしのおかげで、快適に過ごせた」
「母のお守りでついてきたが、母が喜んで良かった」
「副住職のガイドが分かりやすかった」
「伝統的な作法を見たことがなかったので、とても面白かった」

皆様、ありがとうございました!  

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2016年12月21日

伝灯奉告法要 団体参拝 1

11月4日(金)

京都のご本山
本願寺(西本願寺)へ

団体参拝

バス1台、約30人での参拝です。


午前中は、
青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)の参拝。

青蓮院は、東山にある、
天台宗の門跡寺院です。

こちらも、親鸞聖人縁のお寺です。

ふすまの絵や、お庭を見学。

とてもきれいで、落ち着く風景です。

結構奥まで広くて驚きました。

幼い松若丸(のちの親鸞聖人)は、
慈鎮和尚慈円さまのもとで、
出家されました。

こちらでお得度されたそうです。

趣のある広間です。

天皇ご使用の籠。

親鸞聖人童形像。
親鸞聖人は、かぞえ9歳で、得度なされました。

「明日ありと 思う心の仇桜
夜半(よわ)に嵐の 吹かぬものかは」

夜遅いので、得度の式は明日に延ばされそうになりました。
その時、幼い親鸞聖人がこの歌を詠まれました。
明日があると思っていても、夜の嵐で桜が散ってしまうかもしれない。
諸行無常の世の中、今すぐに得度をしてほしい。

バスに乗って、七条へ。

智積院会館で、お食事。
3階までエレベーターなしでしたが、皆さん大丈夫でした。

豆冨湯葉御膳をいただきました。

美味しく頂戴し、
いよいよ午後は本願寺参拝です。  

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2016年12月21日

日進の民話 影絵劇 3

【脚本】
物語は、とても短いものを、映像舎様が膨らませて下さったので、
こちらでは、影絵劇としての効果・演出を考えつつ、
脚本化しました。

【背景ラフ画】
影絵劇の背景(場面)を、
「景」(けい)と呼んでいます。

資料写真等を参考に、景のラフを作りました。

『火ぶりと天狗さま』


大まかに色をつけ、
雰囲気が分かるようにしています。

細部は、実際に使うものを描くときに
詰めていくことになります。

『きゅうてんときつね』


このラフ画をもとに、
映像舎様がコンテを作って下さいました。

日進市からの手直しが入り、
いよいよ景の作成です!  

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2016年12月20日

影絵劇 日進の民話 2

浄土宗 大応寺

岩崎城近くの山の中腹にあります。

「きゅうてんときつね」の舞台です。
「きゅうてん」は大応寺の小僧さんの名前です。

お盆前のお忙しい時にご住職に少し、
また後日奥様に、落ち着いてお話を伺いました。
丁寧に対応して下さって、ありがとうございました。

こちらが本堂。

残念ながら、お寺には「きゅうてんときつね」の話は伝わっていないとのこと。
お寺自体も、昔はふもとにあったのですが、
水害の後に今の場所に移ったそうです。

本堂内。
できるだけ浄土宗のつくりを再現したいと思います。

旧市川家住宅

2017年1月21日(土)
影絵劇 日進の民話のお披露目と、
人形を作っての影絵遊びのワークショップ
こちらで行います。

舞台をうちから持っていき、
スクリーンと障子の両方で、
影絵遊びをすることになりました。

冬には、ちょっと寒そうです・・・  

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2016年12月20日

影絵劇 日進の民話 1

影絵劇 日進の民話

日進市より依頼され、
日進の民話を2本、影絵劇でつくることになりました。

豊田市の映像会社、㈱映像舎 様が、
パートナーとして選んで下さいました。

うちの影絵劇を認めて下さって、とっても嬉しいです!
全力で取り組みさせていただきます。

市の民族誌に、ほんの数行載っている、

「火ぶりと天狗さま」
「きゅうてんときつね」


のお話を、内容を膨らませて、
つくります。
一つ、5~10分程度の、短いお話となる予定です。

作画の資料とするため、日進の風景を撮影に行って来ました!

岩崎城
ここの資料館に、
昔の風景写真や、漁の道具がありました。
参考にしたいと思います。
  

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2016年12月11日

大同高校  影絵劇

ちょっと前の10月1日(土)

大同大学大同高等学校
文化祭にお邪魔しました。

図書委員会影絵劇


「三匹のこぶた」

2014年に教西寺に見学に来てくださってから、
毎年影絵劇に取り組んでくださっています!

教西寺の影絵劇を学ばれてから、
独自の工夫をこらされ、素晴らしいものに仕上がっていました!

背景のアニメーションなどは、
どうやってつくったの!?
とても真似できません。

高校生すごい!

影絵劇を通した交流も、3年目。
ぜひこれからも続けて頂いて、

お互いに刺激を与えあって、発展していけるといいですね!  

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2016年12月04日

冬休み寺子屋

近所のお子様から、

夏の寺子屋が楽しかった!
もっとお寺に来たい!
次いつあるの!?

といった声をいただき、
冬にも開催することにしました。

正座で短めのお経(10分程度)。
法話(5分程度。ほとけさまのおはなし)

その後お勉強タイムです。
「冬の生活」を勉強する子が多いと思いますが、
何の勉強でも結構です。

勉強道具は自分で持って来て下さい。

おやつは、ウインナーやチキンナゲットなどを一口。
最終日には、参加記念品(文房具など)を差し上げます!

  

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2016年11月22日

小学生のまち探険

吹上小学校の2年生が、
9/27と10/19、まち探険でお寺に来てくれました。

初日は、学年全員で。

もう1日は、グループに分かれて、
選んだ2か所に。

多くの子が教西寺を選んでくれたそうで、
とっても嬉しいです。


中に入ってみたかった!
という声もありました。
→いつでも来ていいんだよ!

お寺の説明をちょこっと。
後は質問タイム。

思いもかけないことを聞かれるので、
こちらもびっくりします!

プリント冊子を見ながら、メモをとってくれています。

プリントは、急きょ、
小学生向けに作りました。

普段、一般の方には入っていただけない、
お内陣に”特別に”上がって見学していただきました。

お仏壇の彫刻など、
とてもきれいで、びっくりしたそうです。

大鏧(きん)を鳴らしてみました。
ご~ん
興味しんしんですね!

もう5年も前、娘が小2の時に来てもらって以来、
毎年小学2年生が来てくれています。

今回のお土産。

お寺ではお客様をおもてなししますよー、
と和三盆糖を一つずつ差し上げました。
みんなにこにこでした!

「このあめ、おねえちゃんがもらったって言ってた!」
同じことを続けることの大切さを教えて頂いた言葉でした。  

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2016年11月16日

プラモデル同好会 第13回


暗くなるので、時間を1時間早めました。  

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2016年11月02日

伝灯奉告法要 お経練習会

伝灯奉告法要
若き 第25代 専如ご門主 が、

ご本山
本願寺(西本願寺)

を継承されました。
ご門主のお代替わりを、仏祖の御前に奉告する法要です。

平成28年10月より、翌年5月までお勤まりになり、
全国から約20万人の参拝者がお参りする予定です。

教西寺からも、バス1台で参拝します。
10月29日に、お経の練習会を開きました。

この度のお勤めは、
『奉讃伝灯作法』という、新しいお勤めです。
『正信念仏偈』を中心に構成され、
音楽的な要素も取り入れた、
親しみやすいお勤めです。

初めてのお経をただ聞くだけではなく、
一緒にお勤めできれば、
(2200人のお勤めになります。)
喜びも倍増、感動的な法要となることでしょう。

今は、練習用の音源も、
インターネットでダウンロードできる時代。
正式なお勤めをCDで聞きながら、練習しました。

1時間半ほどの練習では、
難しい、というのが感想だそうですが、
一度聞いただけでも、だいぶ違うと思います。

雅楽、散華、荘厳等のみどころもご案内しました。
お茶を飲みながら、
京都は寒いらしいよ~、とお話ししました。  

Posted by わか at 18:36Comments(0)TrackBack(0)その他

2016年10月08日

法要、コンサートのご案内

親鸞聖人750回大遠忌法要
住職退任

ということで、
毎年の報恩講よりも華やかにお勤めいたします。

5人のお寺様が、最高の礼装(七条袈裟)を着用します。
縁儀(えんぎ:行列での入堂)
散華(さんげ:花びら形の紙片を散らす)
宗祖讃仰作法(和讃を中心とした音楽的要素の大きいお勤め)



午後は
記念奉賛コンサート
として、
宗次ホールより、
クラシック音楽届け隊
気軽に楽しむクラシック名曲コンサート

どちらも、どなたでもお越し下さい。  

Posted by わか at 17:51Comments(0)TrackBack(0)報恩講

2016年10月02日

サマーキャンプ

東海教区 少年連盟
仏のこども
サマーキャンプ

8月24日(水)~25日(木)
春日井少年自然の

初参加ですが、
若住職と若坊守が、スタッフとして
お手伝いしてきました。

炊事場で、受付。
愛知、三重のいろいろなお寺の子ども会や、
西別院や金城六華園関係の子どもたち。
教西寺からは単独で息子が参加しました。

班分け。
いろいろな子どもたちが混ざって、
一つの班をつくります。

体育館で、アイスブレイク。
(レクリエーションゲーム)

夕食は、みんなで協力して、
カレーライスをつくります!

かまどで火をつけ・・・

できました!
とってもおいしかったです!

一日中、雨でした。雨
でも、キャンプファイヤーは、

なんと、室内で火がつけられます!

ゲームがとっても面白くて、子ども達はずっとニコニコでした!
(大人ははあはあでした)・・・激しい踊りに息切れ・・・

翌日は、ハイキング

かと思いきや、登山でした!

終わりの集い。
阿弥陀様に合掌します。

楽しかったね!
  

Posted by わか at 19:01Comments(0)TrackBack(0)キッズサンガ