2016年01月27日

中学生の職場体験 その2

前回の記事は、中学生にまとめていただきました。

それ以外にも、いろいろと写真がありますので、
今回は、若住職が少しの解説を加えながら、
書かせていただきます。

1月13日~15日、3日間の体験学習が始まりました。
お寺としては、何をしていただこうか、悩みましたが、
本人達がお寺に求めるもの(イメージ)なども聞きながら、
体験プログラムを組ませていただきました。

まずは、お掃除です。

お寺の中をご案内。
普段普通の人は入れない、後堂(本堂、お内陣の裏)など。
狭いですね。

白衣(はくえ)・布袍(ふほう)に着替えます。
3人にちょうど丈の合う着物(衣体)がありました。
初めてのお着替えには、かなり時間がかかりました。

一人前の僧侶のようです。

お内陣の説明。
本尊、お軸、仏具等、じっくりと見ていただきました。

蝋燭立て、香炉など、一般家庭のものより大きく重いですね。

大きな打敷。
これらの掛け替えもやってみました。

合掌、礼拝等の作法の練習。
お経の練習はイス席で。
今日は『仏説阿弥陀経』を練習しました。

正座の仕方やお聖典の扱い方など。

仏教の歴史とその教え、
浄土真宗の歴史とその教え、
2日間で学んでいきました。

3人も、歴史や仏教に興味があるということで、
しっかりと学んでくれました。

仏教の教え(苦しみの原因をみつめ、その解決をめざす)は、
論理的でとても納得できるものだったようです。
また、死と向き合い生と向き合い、救いの安心と感謝といった、
浄土真宗の教えについても、
いろいろと意見を話し合い、考えを深めていきました。

お勤め前のお荘厳。
ろうそくに火をつけたり(点燭)、

お香を焚いたりしていただきました。

練習した『仏説阿弥陀経』を実際にお勤めです。
そろってお聖典をいただきます。

本堂は椅子席ですが、あえて正座に挑戦していただきました。

最初はゆっくりとお勤めです。

今日は一日どうだったかな?
反省会。
「お衣が重くて驚いた」
「正座が大変だった」
そうです。
慣れない着物で一日過ごすのも、
大変だったことでしょう。


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