2013年09月19日

盂蘭盆会 2013

8月15日 19:00
盂蘭盆会の法要をお勤めしました。

今年の夏は非常に暑かったので、体力を消耗するお盆だったのではないでしょうか。

お盆のお勤めは、夕方ですので、少しはましでしたでしょうか。

最近になって、ようやく暑さもやわらいできたようです。
なんとかこの夏を乗り切りましたね!


お盆のお勤めは、行事鐘、コーラスによる「念仏」の歌。
そして、住職と孫たちの献灯からはじまりました。



続いて、初盆の家の代表者による、献灯です。



内陣、副住職と余間にはコーラスKozakuraの皆さん。



住職です。



お位牌は、本来、浄土真宗では使わないものですので、
(位牌に霊が宿っているという考えは、誤った信仰であるので)
お盆の夜に回収し、お寺で処分させていただいています。



お勤めは、『正信念仏偈』。

副住職の法話。

『正信念仏偈』の
「譬如日光覆雲霧  雲霧之下明無闇」
という言葉より。

厚い雲があっても、日光があれば、闇ではない。

阿弥陀様は、光の仏様です。
その光で私を照らし、守ってくださいます。
生きている間は、私が守っているから寂しくないよ、安心してね、と。
死して後は、お浄土に迎え、共に仏になりましょう、と。

人はそれぞれ心に雲があり、光をさえぎってしまいます。
(忙しさであったり、疑いであったり)
しかし、
阿弥陀様の光に照らされた者は、完全な闇ではありません。
雲があっても、光に包まれているのです。

この光を受け入れていけば、安らかな日々を過ごしていくことができます。



ピアノとフルートの音色が、心に染み入ります。



一人ひとりがろうそくを持って、灯火の集い。



最後に全員のおひかりを、ご仏前に献灯しました。



お盆には、初盆にあたる方が、大勢参拝してくださいます。



亡くなった故人を偲びつつ、
阿弥陀様の光に照らされ、救われていく、
自分のいのちを見つめる。

今年も、そんなお盆の夜でした。



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