2017年09月11日

手すりをのばしました!~アルゴン溶接

階段の手すり。「アルゴン溶接」で、キレイに継ぎ足していただきました。
お彼岸に間に合うようにと、
天白の、アルゴン溶接をできる職人さんが工場を止めて、
お仕事しに来てくださいました。
(松井建設さんと、金属加工の業者さんと、職人さん)



「ビス止めだと、お参りに来た方が
いつか怪我しちゃうといけないでしょ?」
ご配慮ありがとうございます。

今日も雨が降る前に、と予定を繰り上げてきてくださったそうです。



アルゴン溶接はアルゴンガスを使っての溶接で、
ステンレス同士を溶接するときに使うのだそうです。
できる職人さんがあまりいらっしゃらないのだそう。
普通の溶接のようにたくさん火花が飛ばない、
とおっしゃってました(見逃しました。。。)

溶接の時の焦げは、
薬品で溶かして(うぉう、化学反応!)取るんですって。



そのあと、荒いヤスリで「ヘアライン」という、つや消しの磨きをかけてみえます。



そしてできたのがこちら!
昔からこうだったかのような、ごく自然な感じです。



4mあるステンレスパイプの1mほどを使ったこと。
前もってL字に加工し、
継ぎ目のところはパイプを曲線でカットして
持ってきてくださって
現地では30分ほどの華麗なる職人技です!



あまりにキレイで馴染んでて、
ぱっと見た時に気づかなかったですと言うと
「金物扱う者の仕事は、基本目立っちゃいけないんなですよ。
景色になじむようにやるんです。」
ておっしゃったのがかっこよかったー♡

ありがとうございましたm(__)m

比較のために、こちら、以前の手すり。
ざら板を新しくしたときのものです。



「階段をあがりきった時に
最後に体重をかけたいところに、手すりがないからねえ」
と教えてくださったご門徒さんのおかげです。
少しでも安心して上り下りしていただけるようになりますように。
靴を履くときの支えにも、使ってくださいね。

お参りお待ちしております。




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