2017年09月09日

白骨章

白骨章(蓮如上人『御文章』)

葬儀、火葬の後、お骨になられてから拝読します。
今回は、7回忌のお勤めで拝読しました。

通常は室町時代の言葉そのままに、決まった抑揚をつけるのですが、今回は、現代語にして、かつ同じ抑揚をつけて拝読しました。お聖典にのっている、文語体のご文を見ていただきながら。

文語体は味わい深く調子の良いもので、私も好きなので迷いましたが、やはり現代人には意味が取れないところがあります。

2~3人にお聞きしたところ、「意味が分かって良かった」「昔の文章を読んで現代語訳の紙をつけるより、現代語でのお唱えがかえって昔のご文を集中して見れた」等のお言葉をいただき、好評のようでした。

文語体、現代語、ともに良いと思うので、併用して使っていきたいと思います。

※現代語訳はネット上の先達のものを参考にしつつ、私個人が行いました。文法、理解の間違いがありましたら、ご指摘お待ちしております。

(宗門から出ている『聖典セミナー御文章』には、白骨章の解説がなく、困りました。この大切な章を省いているのは、どのような意図なのでしょうか。ちょっと驚きました。)


この記事へのトラックバックURL

http://kyosaiji.mediacat-blog.jp/t124099
上の画像に書かれている文字を入力して下さい